家づくりを進めていくうえで確認することの多い工程の1つであり、ワクワクする部分、それが家の間取りを考えること。でも設計や建築に関することって、素人には難しいと思いませんか?

我々、プロにお任せください!!
このようなセールストークを信頼するのも1つですが、建売でも、注文住宅でも、家を建てるための費用を出すのは自分自身なのですから、設計士や住宅会社に完全にお任せしてしまうより、やりたいことを含めた間取り設計について積極的に参加していきましょう。
今回は注文住宅で購入した私の実例に沿って記事を掲載しますので、ご了承願います(m´・ω・`)m ゴメン…
自分たちで間取りについてどのような思想を持っており、どのようにしたいか、いくつかのプランを整理し、プロに意見や要望を伝えることで、より納得のいく家づくりに繋がります!!設計の知識がなくても、間取り設計に関する基礎知識や、基本の流れをお伝えしていきます。
そのためにはまず「コンセプト」が必要になります!!
こちらのリンクから確認してください☆

間取りについて何から考えれば良い?
繰り返しになりますが、家づくりの際に多くの方が頭を悩ませるのが、間取りです。
出だしから何をしたら良いのか悩むのではないでしょうか?

たくさん部屋があれば良いのかな?

将来を見据えて子ども部屋はいくついるかな?

この先のことを考えると平屋でいいかな?
- もう間取りはある程度決まったけど不安。
- 土地の大きさと間取りが合うか不安。
- 動線との方角の関係性が良くわからない。。。。
という方もいらっしゃると思います。
「間取り」は自分達が住むうえで大部分を占め、生活のすべてに関わるため非常に重要になります。しかし、100%満足いくかはわかりませんが、少しでも不安要素がなくなり、自分たちが求めている項目を満たせる間取りになれるように、この記事を見ていただいて解決の手助けになればと思います。
「間取り」についてそれぞれの理由を考えよう
家づくりを考えるとき、ふわっといくつかの要望事項を思いつきませんか?
- 動線が良い間取りにしたい
- キッチンはアイランド型にしたい
- 和室が欲しい
- 子ども部屋は2つほしい
- 子ども部屋は分けれるようにしたい
- 玄関は明るいほうがいい
など、これが欲しい!あれがしたい!と思いつきませんか?
これらはよく聞く要望ではありますが、その家族やイメージごとに「理由」が違うんです。
例えば、
「動線の良い間取りにしたい」
Aさん:子どもために、玄関入ってすぐ洗面台がほしい。
Bさん:洗濯物を干して乾燥までをまとめてできるようにしたい。
Cさん:買い物をしたらすぐに収納できるようにしたい。
「キッチンはアイランドにしたい」
Aさん:掃除をしやすくしたいため
Bさん:子どもが遊んでいる時に目を離さないために
Cさん:オシャレだから ← これから詰めよう!!
Dさん:インスタを見てマネしたいから ← 全然アリ!!
など、様々な理由がでてきます。
当然ですが、理由が違うと、出来上がる「間取り」も違うものになります。
記載しましたが、家族構成や、生活スタイル、暮らしのイメージの違いだと思います。
まだ、ふわっとしたイメージしか思い浮かばないかもしれませんが、間取りについてそれぞれ理由が必要ってことがかわりますね!!
間取りを考える手順
では、実際に間取りを考えてみましょう!
しかし!!!その前に、まずは「コンセプト」その次にこれまた避けて通れない、
「予算」と「スケジュール」をしっかり決めておきましょう!
予算は「月々この金額なら無理なくローンを払っていける」というものを具体的に出してきましょう!!最近は無料でローンのシミュレーションができるので、是非活用しましょう☆
予算がしっかり決まっていないと、せっかく間取りの方針も取捨選択しにくくなってしまいます。
スケジュールは「いつ頃引っ越ししたいか」というものです。
こちらも決めておかないと、諸々の手続き(住所変更や契約に伴う手続きなど)をいつ実施しないとけないか。悩みのタネになってしまうこともあります。
間取を考える前に、この2つをきっち家族で話し合い、意見や方向性を統一しておきましょう☆
では次に、以下のポイントに気を付けて間取りを考えていきましょう!!
・動線を考える
・イメージをはっきりさせる
動線を考える
「動線」と言っても、人によっては様々な考え方があります。今回は、よく言われる動線をピックアップして紹介します。
1.人の動線
ネット上で「家事を行う上で注意したい動線」という言葉を聞いたことはありませんか?実は家事動線以外にも、洗濯動線や買い物動線などもあります。
これら全て網羅し、解決できればいいのですが、たぶん土地面積が足りなくなります。。。ここではその家族に適した動線をどのように考えればいいか、記載していきます。
たとえば、キッチンからリビングへ向かう通路が細い間取りの場合、人同士がすれ違う際に衝突してしまうかもしれません。
人同士がすれ違うことができるくらいの幅はとっておくほうが良いでしょう。
他にも、階段を上りきった正面に部屋があるパターンも非常に危険です。
子どもが階段を上がり扉を開けた時に、突然他の家族が飛び出してきてビックリしてそのまま後ろの階段に落ちたり。。。想像しただけでも怖いですよね。
よく人が通るところは、引き戸や摺りガラスを採用するなどの工夫をしましょう!
普段、人(家族)がどのルートを使用しても危険ではない家=危険な家を建ててはいけません!
これまた難しいですが、様々な事態を想定をして事故を防いでいきましょう☆
2.風の動線
風の導線のことを「通風」といいます。←(痛い風じゃないよww)
風通しをよくすれば湿気を逃がすこともでき長持ちする家になります。
また、気持ちの面でもリフレッシュするには必要になると私は考えます。
立地(都心や道路に面しているなど)や方角によっては、換気のための窓をつけるのが難しい場合があると思います
そんな時は換気扇や窓の種類(小さい窓や、オペレーション窓など)を採用してはどうでしょうか。
人が侵入できないサイズの換気扇や小窓なら簡単に設置することができます。また、防犯面やプライバシー面でも安心できます。
基本的に暖かい空気は上に流れていくので、小窓や換気扇は部屋の上部に設置するようにしましょう☆
3.光の動線
光を取り入れることを「採光」と言います。簡単にいうと日当たりの良さです!
日当たりの考え方として、「東西南北」の部屋によってそれぞれ特徴があるりますので、しっかり把握しましょう。
南側・・・基本的に日当たりが良い。リビングやバルコニーを作ることが多い。しかし、大きな窓を採用し過ぎると家の耐震性などに問題が出てきます!!
北側・・・直射日光が当たらないので集中力を保ちやすい。暑くなりにくいので涼しい。リモートワークや書斎、勉強部屋に採用するのがオススメです
東側・・・朝日が入るため、窓を設けて目覚めには最高。朝弱い方には是非気持ちの良い朝日を浴びていただきたいと思います。
西側・・・夕日が差し込むため日没まで、夕日で明るく暖かい部屋を楽しめます!しかし、西側に玄関があると、夏場火傷する恐れがあるので注意が必要です!!
それぞれの家族の特徴や土地から、このような情報を採用して検討されると良いでしょう。
イメージをはっきりさせる
本当に満足のいく間取りというのは、その家族のライフスタイルによって異なります。
まだ住む前の段階なので非常に難しいですが、イメージの仕方次第で間取りの良し悪しは変わってくるのです。
例えば、リビングに階段を設けた場合の間取りでは、
- 家族同士でのコミニケーションが取りやすい
- リビングが広く見える
- 階段下をリビングのアクセスとして活用できる
という理由で採用する方がいると思う反面、
- においや音が漏れやすい
- 家族の来客と鉢合わせる
- 冷暖房の効きが悪い
という理由で採用しない。という人もいます。
自分たちの暮らしのイメージとビッタリの間取りにするには、新しい家での生活をイメージしておくことが必要不可欠となります。
例えば、先ほど記載したリビング階段のデメリット部分についても、事前に対策をしておけば快適な間取りとなります。
- においや音が漏れやすい
→シーリングファンやサーキュレータ、換気機能を備える
- 家族の来客と鉢合わせる
→カーテンレール、ロールカーテンを取り付ける
- 冷暖房の効きが悪い
→断熱性と気密性の高い家にする、全館空調システムを採用する
自分たちが住みにくい家にしないためにも必ずシミュレーションを何度も繰り返し実施しましょう☆
せっかく建てて住む家です。100%満足良く家は難しいかもしれませんが、納得いく家づくりにしましょう☆
間取りを考えるときの注意点
生活するうえで重要な収納スペースですが、どのくらいの面積を必要とするのか、改めて考えてみるとよくわからない!って方も多いと思います。
収納スペースを決める際に大切なのは、その収納量とどこにスペースを取るかです。すべての荷物を1つの場所にしまえれば一番わかりやすいでしょう。
しかし、土地の形や大きさ、家族の人数などによって、複数の場所に分けて作ります。収納スペースの場所決めは、使用頻度を目安にするとわかりやすいです。
よく使うものは部屋に備え付けの収納に、使用頻度が低く1年に1、2回くらいしか使わないものは納戸や屋根裏などを考えてみてください。私の場合は、階段下を収納する場所として有効活用したつもりです。
ジャンル分けしておくとさらに収納場所を決めやすくなります。また、各部屋に収納スペースを設けるのもアリですが、土地の関係上どうしてもスペースを取れない場合は、広めのウォークインクローゼットを作って家族みんなで共有する!という活用もできます。
失敗しやすいコンセントの配置
コンセントの配置はよく見落としやすい間取りの注意点のひとつです。まず、コンセントの配置は設計段階に検討します。
家の間取りを考えながら、生活動線、家電種類や場所をイメージし、どこにコンセントがあれば便利なのかを考えましょう。
その際、もし手元に図面があれば、書き込むことで失敗することが少なくなります。無い場合はメモしておくと良いでしょう。
コンセントをすべての部屋に設置することはもちろん、廊下や階段の踊り場、玄関なども見落とさないようにしたいですね。
また、クリスマスツリーなど季節に応じたアイテムにもコンセントが必要になります。その際、どの位置に出すか。イメージしておくと良いでしょう。
料理が好きな人はキッチンのコンセントは多めのほうが良いです。ミキサーや、オーブン、ケトルやバリスタなど、キッチン家電は意外に多いです。
コンセントを抜き差ししながら料理をするのは、手間がかかって大変です。コンセントの配置をきちんと考えることは、心地よい生活を送るために欠かせないことだといえます。
また、キッチン周りのコンセントにはアース付きを採用することもオススメします。
オシャレな間取りは要注意
見た目はオシャレで華やかでも、使い勝手が悪い間取りは、後で後悔します。例えば、狭い敷地でも空間が広く見えるスキップフロアは、まるで中2階のようなスペースで子どもたちもワクワクするような構造です。
しかし、部屋全体が広いため冷暖房効率は悪く、光熱費は高くなる傾向に。また、高齢者がいる家庭では危険です。次に、外からの目線を気にして2階にリビングをつくる家庭も少なくありません。
気をつけたいのは、将来年齢を重ねたときに階段を上がるのが大変になることと、逆に1階に人がいなくなるので防犯面で気をつけたいところです。
また、「天窓」をつけると昼間の採光が確保できるうえ、オシャレな雰囲気を醸し出してくれます。しかし屋根の部分に設置してあるので掃除が大変です。特に北側の天窓だとカビが生えやすいという難点もあります。オシャレな間取りにするあまり、利便性が低くなったり不便になったりしないように気をつけましょう。
最後に
「間取り」について何から考えれば良いかまとめました。もしどうしてもその間取りを希望するのであれば、デメリットをきちんと理解したうえで決めましょう。また、そのデメリットを補う方法も、検討しておきましょう。
そして、もし迷ったら、マネをすることは非常に良いと思います。もちろん様々な状況が異なるので全く一緒ということはできないと思います。なので、マネ=参考程度に取り入れてはどうでしょうか?あまり難しく考えすぎず、設計事務所やハウスメーカーに相談しながら家の間取りを決めてくださいね。
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